この日は、ビデオゲームでスポーツのように対戦し勝敗を競う「eスポーツ」、VRやAR、ロボットなどのテクノロジーの要素を持ったスポーツで人間の能力を拡張し競い合う「超人スポーツ」、コマ撮りアニメを作ったり、PCを利用したプログラミングでアート作品を作ったりするキッズ向けワークショップなど、新たなコンテンツを生み出そうというキックオフイベント。そのスタートとして、「“YouGoEX”とは何か?」というトークセッションが設けられた。会場が結婚式場ということもあり、MCの木村は横澤に「夏っちゃんは結婚もして、本も出されてね」と話を振ると、「そうなんです、『追い込み婚のすべて』という…。今日、その記者会見じゃないですよね」と笑顔でツッコミ。ややウケの会場に木村は「(会場にいる関係者の)顔見たら分かるやろ」とボヤいて苦笑した。
続けて木村が「分かってるんですか? この企画、“YouGoEX”」と、今回のイベント内容を把握しているか長田に問うと、「もちろんですよ!」と自信満々に前置きした上で「ポップとテックと、デジタルとコンテンツと…チップとデールと」とボケて会場の笑いを誘った。ヘアメイクアーティストでタレントのIKKOの姿で登場した松尾も同じ質問を受け、「“YouGoEX”って本当にねぇ…お肌に良くてぇ〜」「参加するとお肌がツルツルになる」とボケると、これに木村が「お前、肌ボコボコやないか!」と厳しいツッコミ。「まぼろしぃ〜!」と松尾が叫ぶ“お約束”の展開で会場を沸かせた。
出だしからボケ倒した芸人たちだったが、木村がテクノロジーによってどんな“新しいお笑い”が聞くと、「僕とかは(コントの)小道具作るのとか大好き」という長田は、「デジタルのコンテンツを使ってお笑いができたら楽しい」と、新しいお笑い作りへの意欲を見せた。横澤は、「子供たちも喜ぶような工作づくりのブースもたくさんある」と、子供がテクノロジーに触れる場があることに興味を持っていたようだ。
「YouGoEX」を主催する一般社団法人CiP協議会(港区、中村伊知哉代表理事)は、2020年の本格開催に向け、コンテンツ産業や異業種の企業、国内の研究者と海外の研究者、スタートアップと投資家、産と官と学を結びつけるための機会を提供していく予定。港区竹芝を「デジタル×コンテンツ」の産業拠点として発展させるべく新しい波を作っていきたいとしている。