「アナウンサーがフリーとなる理由としては、まず、収入的な理由が挙げられます。会社員アナウンサーの上限は約3000万円と言われていますので、それ以上稼ぎたい場合にはフリーを選びます。ただ、笠井アナの場合は年齢を重ねているため、そうした理由が積極的にあるとは思えません。もう一つ、局アナはベテランになると管理職業務が求められ、しゃべる仕事ができなくなるのを嫌ってフリーになる人もいますが、笠井アナはすでに部長職にありますので、そちらの理由も当てはまりませんね」(業界関係者)
会社員としての収入と立場、どちらの理由も該当しないとなると、なぜフリーの道を選んだのだろうか。
「『とくダネ!』では、笠井アナの後輩にあたる伊藤利尋アナウンサーが2018年4月より登場し、笠井アナよりも目立つポジションで活躍しています。笠井アナのポジションが相対的に無くなりつつあったのは確かでしょう。番組内の扱いも、伊藤アナの方が小倉に寵愛されている様子でした。さらに、笠井アナは5月に川崎で起こった殺傷事件では、ストップウォッチを使った犯行現場の再現で非難を浴びました。笠井アナは取材現場などで、積極的に自身のアイデアを出すことで知られていますが、これが笠井アナのプランだとすれば、行き過ぎた行為だったかもしれません」(前出・同)
笠井アナといえば、フジテレビアナウンサーにしては珍しく、バラエティ番組よりも、ワイドショー、情報番組の顔といった印象もある。ただ、本人はそうしたポジションに限界を感じ、新しい道を模索したいのかもしれない。まだ今後の進路は未定というが、新たな活躍にも期待したいところだ。