子供の頃は歌手を夢見ており、女優・声優デビューする前は酒場を掛け持ちして歌っていた。そこで劇団「テアトル・エコー」の団員に勧められて、同劇団に所属する。その後、1978年『激走!ルーベンカイザー』高木涼子(二代目)役で声優デビューを果たすが、当時は“自分の声がどんな役に向いているか”を理解していなかった為に、同役には大変苦労をしたという。ちなみに、同年には女優としてTVドラマ『白い巨塔』にも出演した。
1980年『森の陽気な小人たちベルフィーとリルビット』リルビット役でメインキャラクターを、1981年『ダッシュ勝平』坂本勝平役で初主演を果たす。翌年も、1982『白い牙 ホワイトファング物語』ミトサァ役、『タイムボカンシリーズ』第7作目の1983年『イタダキマン』孫田空作・イタダキマン役など主人公を演じ続け、1983年に、『うる星やつら』藤波竜之介役を演じたことにより知名度を上げる。1986年には、代表作の一つである『ドラゴンボール』クリリン役を熱演。現場ではお茶くみをし、収録では先輩ばかりで緊張して余裕がなかったという。また同作ではヤジロベー役も演じている。
その後も元気な少年役を多数演じ、1986年には劇場アニメ『天空の城ラピュタ』パズー役、1988年『おそ松くん』(1988年版)チビ太役、『魔神英雄伝ワタル』戦部ワタル役、1989年『獣神ライガー』大牙剣役、1992年『南国少年パプワくん』パプワ役、1993年『忍たま乱太郎』摂津のきり丸役、1994年『とっても!ラッキーマン』ラッキーマン・追手内洋一役、1995年『モジャ公』モジャ公役、1997年『中華一番!』マオ役、1999年『ONE PIECE』モンキー・D・ルフィ役など、代表作が絶えない。弾けるような“熱い”声で、叫び声にも定評がある。更に役の幅も非常に広く、1992年『幽☆遊☆白書』コエンマでは幼児バージョンと青年バージョンの両役を演じて視聴者を魅了した。2000年『サクラ大戦TV』桐島カンナ役では大人の女性役を、2012年『宇宙兄弟』では、主人公・南波家の母親役を演じている。
声優としては、とても幸せな人生を送っていると話す一方で、今後の人生として、“面白くてよく動く”と言われるような、舞台役者としての活動も考えている。