9・28全日本プロレス横浜大会で土方隆司を破って新王者となった。ベルトを奪還しようと全日プロ勢が包囲網を結成し、近藤修司がいち早く名乗りをあげている。
だが、丸藤は「名乗りを挙げてくれたのはうれしい。ただ、全日本って武道館の前にビックマッチあるの?10・25まで要請がないなら(ノアでの防衛戦を)もっていくしかないだろう」。王者として強権発動も辞さない構えだ。
KENTAとの一騎打ちには特別な思い入れがある。16日の広島大会ではGHCジュニア王座に挑戦するKENTAに「ぜひとも獲ってほしい」とエールを送った。「必然的にね。それが現実になるかはわからないけど…」と、GHC&世界ジュニアのダブルタイトル戦という最高の舞台での激突を思い描いている。
果たして王者の要求に全日サイド、KENTAはどのような反応を示すのか。
○新日プロドーム大会への参戦を否定
ノアの仲田龍統括本部長が、新日本プロレス1・4東京ドーム大会への参戦について、現段階での見解を示した。
一部報道によれば、同大会にノア、全日プロと国内メジャー3団体に加え、さらにゼロワンMAX、ドラディション、米TNAなどを一挙に集結させる「オールスター戦」計画が浮上している。だが、仲田統括本部長は「新日本VSノアならばできないこともない。ただ、オールスター戦と名乗るんだったら万人が納得するような形でないと」と苦言を呈した。
「入っていない選手、団体はどうするのか。フリーの高山(善廣)選手、GHC王者の佐々木(健介)選手を入れないでオールスター戦と呼べるのか」と指摘。そのうえで「現時点ではない」と参戦の可能性を否定した。