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大阪を襲う南海トラフ4月危機 不気味な紀伊水道震源「4カ月19回」③

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提供:週刊実話

 過去最大級となる南海トラフ

 ともあれ、昨年の大阪北部地震の後、当時の松井府知事は「今回の地震と南海トラフが連動しているのは科学的に根拠がない。津波の予想高を上回っている夢洲の地盤は逆に南海トラフに強固なエリアである」と語った。

 本当にそうか。夢洲は高度成長期、湾岸開発をにらんで造成された埋立地で、軟弱地盤であることは専門家の目には明らか。幸いにも、大阪北部地震の際、震度5弱だった夢洲に液状化現象などはみられなかったという。

 こんな見方もある。
「マグニチュード6.1、震度6弱の大地震は全国どこでも発生しうる。起きない所はないと思うべきです」(気象庁幹部)

 そもそも、オリンピックや万博、カジノ、F1レースを推進する根拠はどれもこれも同様のものだ。
「確かに、夢洲の万博開催で本当に大丈夫なのかという懸念はありますが、経済的メリットを考えると、IRや万博を進めたい政府や大阪府に遠慮して誰も声を上げられないのが現状なのでしょう。しかし、これは日本人の論理。これではかえって海外の観光客に対して不誠実ですよ。もし、外国人が地震の犠牲になったら、日本は世界中のバッシングに遭うでしょう」(前出・渡辺氏)

 南海トラフ地震はこれまで分かっているだけで過去12回発生している。その中でも、昭和東南海地震と昭和南海地震は“小ぶり”であったとされる。

「それだけに、次にくる南海トラフ地震は非常に大きくなることが懸念されます。大阪を直撃する津波、地震動、いずれも非常に心配ですね」(前出・島村氏)

 もう“待ったなし”だ。

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