問題となっているのは、フレイムの公式ユーチューブチャンネルが4日にアップした「【ドッキリ】渋谷のど真ん中に100万円のロードバイクを放置したら何時間で盗まれるのか検証してみた」という動画。動画には、編集部の「けんたさん」という自転車ユーチューバーの男性と、同じく自転車ユーチューバーの「今田イマオ」と、ロードバイク好きのお笑い芸人・ウドントミカンのウドンくんが登場し、渋谷駅前に100万円超のロードバイクを放置した場合、どのくらいの時間で盗まれるかという実験を行った。
しかし、実はこの動画、ウドンくんに対するドッキリで、盗まれたと見せかけて、フレイムの社員が自転車を持ち去るというもの。3人は鍵の掛かっていない自転車を駅前に放置し、離れたところから観察を続けていたが、30分以上経っても誰も自転車に見向きもせず。ハチ公の前に移動し、遠くから見守っていたウドンくん以外の二人が不在のタイミングで、編集部の男性に盗ませ、ウドンくんが焦る様子を動画内ではイジり、最後にはネタバラシをした後、「合計1時間置いても意外にも大丈夫でした」と言いつつ、「鍵はちゃんとして駐輪場にとめましょう」と結んでいた。
しかし、この動画のコメント欄には、「自転車盗難ドッキリを面白いと思うセンスどうかしてる」「企業なのに、盗まれた経験がある人を不快にさせようとしてるとしか思えない」「盗まれた人への配慮が全くないな」「なんの啓蒙にもなってないし見てて胸が痛い」といった批判の声が相次いでいる。
「ドッキリとしてもクオリティが高くない上、最終的には1時間程度放置していたとしても盗まれないという検証になってしまったため、『30分くらいは鍵なしでもいいって誤解与えかねない』といった指摘も見受けられました。また、渋谷駅前は自転車放置禁止区域。編集部のモラルを問う声も多く集まっています」(芸能ライター)
有名な自転車メディアの動画だっただけに、失望する声も多く寄せられていた。
FRAME公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCfYYRI0SNHmKw2Zm7yn1nEQ