才能はあるが、人との距離感の取り方や女性の扱い方、飲み会での立ち居振る舞いからがわからず、何かが“足りない”山里とオードリー・若林正恭。同番組では、そんなふたりが客前で、簡単だけど難関なことに挑戦していく。今回のテーマは「俺の40歳」。自分の40歳像を、ひとりコントで披露していくというものだ。山里は、現在は天の声として出演している日テレ系朝の情報帯番組『スッキリ!』のメイン司会者に昇格、上戸彩と結婚という設定を描く。演じたあと、若林に、「兄貴肌あこがれがあるんだね」と分析されると、「生まれ変わったら加藤浩次になりたい」と山里。その根拠に、観客も“スッキリ!”したのだった。
●第2位「やっと呼ばれたと思ったら、またドッキリじゃないですか」(カンニング竹山/フジテレビ系『とんねるずのみなさんのおかげでした』5月22日)
恒例の“買う。”シリーズ。最初の犠牲者は、この日は回し役と聞いて控室で待機していた、竹山だ。突然襲来したとんねるずに、「えっ」とひたすら茫然自失。数秒後に事態を把握すると、「やっと呼ばれたと思ったら、またドッキリじゃないですか」と嘆き節だ。そのあとに、当初の標的だと聞いていた武井壮の控室に、とんねるずと一緒に赴き、ロケ車に乗車。銀座に到着したあと、まずは武井がおよそ300万円の高級時計を購入した。その様子を、冷や汗をかきっぱなしでレポートしていた竹山は、およそ250万円のカルティエの時計を、20年以上共にしている妻の淳子さんの分と合わせて2本購入した。フジテレビの控室でドッキリ企画と聞かされ、その数時間、高級腕時計を買っていた竹山。最大の妻孝行ということか。
●第3位「第4の性だから」(有吉弘行/テレビ朝日系『マツコ&有吉の怒り新党』5月21日)
国民から寄せられた怒りを、有吉とマツコ・デラックスが論戦を交わしたあとにジャッジする人気番組。今回は、男子トイレや銭湯に、オバちゃんの清掃員が入ってくることに違和感があるという意見が採りあげられた。「オバちゃんは嫌なとこもあるけど、いいよ。オバちゃんは特殊よ」と喝破する有吉に、マツコは「ジジイじゃダメ」と同意。すると、有吉が「第4の性だから」と名言を生んだ。おそらく、男・女・おかまに続く性だということか。ちなみに、有吉はカプセルホテルやトイレにオバちゃんがいると、「うれしい」という。(伊藤由華)