前作の「ごちそうさん」(杏主演)、前々作の「あまちゃん」(能年玲奈主演)とヒットが続いた朝の連続ドラマ小説だが、3月31日に放送開始した「花子とアン」(吉高由里子主演)も好調をキープしている。
同ドラマは、山梨の貧しい家に生まれた主役の安東はな(吉高)が、東京の修和女学校で英語を学び、故郷での教師生活を経て翻訳家の道へと進む半生を描いた物語。原案は、村岡恵理の著書「アンのゆりかご」で、脚本は「DOCTOR-X〜外科医・大門美知子〜」(テレビ朝日)などを手掛けた中園ミホ。共演は仲間由紀恵、黒木華、伊原剛志、室井滋、石橋蓮司、浅田美代子、ともさかりえ、カンニング竹山ら。
第1週(3月31日〜4月5日)「花子と呼んでくりょう!」は、週平均視聴率(数字は以下、すべて関東地区)21.6%で好発進。第2週(同7日〜同12日)「エーゴってなんずら?」も、21.5%と上々。
第1〜2週では、子役の山田望叶がはなの少女期を演じたが、第3週(同14日〜同19日)「初恋パルピテーション!」より、吉高が本格的に登場。18日金曜日には24.6%をマークするなど、週平均22.0%とアップ。
第4週(同21日〜同26日)「嵐を呼ぶ編入生」も、21.9%と好調で、吉高効果が十分に発揮されている。
過去10年の朝ドラで最高視聴率となった「ごちそうさん」は、第1週=21.1%、第2週=21.5%、第3週=21.7%、第4週=21.9%で、現状、「花子とアン」はそれを上回る好スタートとなっており、今後の視聴率推移に注目が集まる。
(坂本太郎)