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再改名したお笑い芸人(2)

 日本イチ忙しい芸人といえば、有吉弘行。その破竹の快進撃は、いまだとどまるところを知らない。90年代には、当時の相方・森脇和成と猿岩石を結成して、日本テレビ系列の“電波少年”シリーズで大ブレイク。あっという間に時代の寵児となり、最高月収は2,000万円にまで膨れあがった。

 そんな有吉には、改名の過去がある。猿岩石ブームの終えんと同時に、人気も仕事も下降線。当時、海砂利水魚がくりぃむしちゅー、バカルディがさまぁ〜ずに改名して再浮上したことに便乗して、猿岩石も手裏剣トリオに名を変えた。すでに終了した『プレゼンター』(フジテレビ系)、『内P』(テレビ朝日系)などには、この名前のまま出演していたが、泣かず飛ばずの状況は変わらず。1年ももたないまま猿岩石に戻し、やがて解散に踏み切った。

 同じく再改名を経験しているのは、このほぼ同時期、“ボキャブラ”ブームで爆発的な人気を博して、ネプチューンなどと肩を並べるほどのアイドル人気を博していた、X-GUN。アラフォーの現在は西尾季隆、さがね正裕ともにオジサン化しているが、絶頂期はポケットから落ちた1万円札を拾わず、後輩にそのままあげていたほどの富豪芸人だった。

 昨年は再びプチブレイクをはたしたが、仕事がほぼゼロになった2000年後半には、丁半コロコロに改名。占星術師の細木和子に進言されての英断だったが、状況は依然として停滞。改名したことがほとんど知れ渡らないまま、X-GUNに戻した。

 最後に紹介するのは、松本ハウス。“電波少年”と“ボキャブラ”の両方で活躍した松本キック、ハウス加賀谷だったが、ハウスの統合失調症の悪化により、1999年に活動を無期休止。およそ10年後、JINRUIにと改名して復活した。しかし、翌11年に松本ハウスに戻して、再スタート。現在は講演会、自伝出版、NHKの番組出演など、多岐にわたる活躍をしている。

 改名でブレイクという当たり前のセオリーが、通用しないこともあるのが芸能界。有吉のように2度も奇跡を起こせるのは、ほんのひと握りなのだ。(伊藤由華)

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