2日にオンエアされた3回目は、次長課長の河本準一がゲスト。都内のコンテンツスポットを、3人で追跡した。2箇所目に東京・築地を訪れ、メディア推進局の49歳の中年男性の散歩を追った。
ところが、男性の足取りは不可思議の連続だったため、河本は背後からツッコむために、そ〜っと距離を詰めた。それを阻止しようと、スリッパ片手に河本を追いかけたのは、女性社員。河本を叩くことには成功したが、コントでは定番のスリッパを、ズブの素人が巧みに操れるわけはなく、格好のツッコみポイントであるにもかかわらず、「スンッ」という地味な音しか鳴らせなかった。
完全にヤラれ損となった河本は、「音が鳴らない。痛い。下手なやつや」と恨み節。痛みを笑いにつなげられなかった悔しさは、相当なものだ。
そもそも、河本に初動行為を促したのは、ザキヤマ。「絶対行かないでくださいよ。いいかげんにしてくださいよ」と芸人ならば乗って当然のネタふりをして、河本が走っていったその直後に、女性社員の背中を押している。ずる賢さを、テッパンの笑いに変えられるザキヤマパワー。彼の司令塔ぶりはここ数か月、再び評価されてはじめている。(伊藤由華)