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今度は幹部のセクハラ騒動が発覚したフジテレビ

 視聴率が低迷し打開策が全く見当たらないフジテレビだが、同局の幹部が今年7月、レコード会社の女性社員2人に対しセクハラをしていたことを、発売中の「週刊文春」(文芸春秋)が報じている。

 同誌は幹部の実名を報じているが、その幹部はバラエティ部門のトップで、兄は文化人でテレビのコメンテーターとしても知られている。

 事件が起きたのは音楽番組「FNSうたの夏まつり」の打ち上げの場。フジテレビやレコード会社など関係者30〜40人が参加する中、その幹部は1人のレコード会社の女性の胸を触ったり、別のレコード会社の女性の陰部をしつこく触ったという。

 セクハラの事実を知った両レコード会社はフジに厳重抗議。それに対してフジは幹部の事情聴取を行い、後日、役員が同社に謝罪に出向いたという。同誌が幹部を電話で直撃すると、「認識ないんですけど」などとセクハラの事実を認めず。しかし、両レコード会社に事実関係を確認したところ、両社とも事実関係を認めたというのだ。

 「社員がいまだに“バブル気分”でまったく視聴者目線に立てないフジだが、幹部も気分が昔のまま。圧倒的な力関係のあるレコード会社を見下しているからこういう事件が起こってしまう。フジが好調ならば穏便に収まっていたかもしれないが、視聴率が低迷しているだけに、レコード会社側もかなり強気に出たのだろう。今後も、これまで隠蔽していた不祥事が続々と発覚してくるのでは」(芸能記者)

 かつて、フジは看板音楽番組「夜のヒットスタジオ」を放送し音楽業界にも絶大な影響力を持っていた。

 「出演すれば売れるので、各レコード会社は売り込みに必死。今回発覚したようなことも少なからずあったが、まったく表沙汰にはならなかった」(レコード会社関係者)

 セクハラ幹部に対して、どのような処分が下されるのかが注目される。

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