同誌は幹部の実名を報じているが、その幹部はバラエティ部門のトップで、兄は文化人でテレビのコメンテーターとしても知られている。
事件が起きたのは音楽番組「FNSうたの夏まつり」の打ち上げの場。フジテレビやレコード会社など関係者30〜40人が参加する中、その幹部は1人のレコード会社の女性の胸を触ったり、別のレコード会社の女性の陰部をしつこく触ったという。
セクハラの事実を知った両レコード会社はフジに厳重抗議。それに対してフジは幹部の事情聴取を行い、後日、役員が同社に謝罪に出向いたという。同誌が幹部を電話で直撃すると、「認識ないんですけど」などとセクハラの事実を認めず。しかし、両レコード会社に事実関係を確認したところ、両社とも事実関係を認めたというのだ。
「社員がいまだに“バブル気分”でまったく視聴者目線に立てないフジだが、幹部も気分が昔のまま。圧倒的な力関係のあるレコード会社を見下しているからこういう事件が起こってしまう。フジが好調ならば穏便に収まっていたかもしれないが、視聴率が低迷しているだけに、レコード会社側もかなり強気に出たのだろう。今後も、これまで隠蔽していた不祥事が続々と発覚してくるのでは」(芸能記者)
かつて、フジは看板音楽番組「夜のヒットスタジオ」を放送し音楽業界にも絶大な影響力を持っていた。
「出演すれば売れるので、各レコード会社は売り込みに必死。今回発覚したようなことも少なからずあったが、まったく表沙汰にはならなかった」(レコード会社関係者)
セクハラ幹部に対して、どのような処分が下されるのかが注目される。