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久米宏の二の舞? 古舘新番組が視聴率争いで最下位

 20日に放送された古舘伊知郎のトークバラエティー「フルタチさん」の関東地区平均視聴率で5.8%であり、同時間帯で最下位であったことがわかった。

 同番組は、古舘伊知郎が最新のニュースなどから「引っかかりを覚える話題」を拾い、ゲストとの討論を通してその真相に深く切り込むという内容で11月からスタート。「報道ステーション」(テレビ朝日)の司会を退いた古舘の最初のレギュラーであり、期待された番組であった。

 視聴率が振るわない現状から思い出されるのが、「報道ステーション」以前の番組である「ニュースステーション」を退いた後に久米宏が担当した「A」という番組である。久米は「ニュースステーション」を降りた後に1年の充電期間をおいて日本テレビで同番組をスタート。インターネットを駆使する方向性など、当時としてはかなり挑戦的な番組であったものの、低視聴率から3か月も持たず、11回で打ち切りになっている。

 「久米さんは長い間、報道キャスターの仕事をしていたため、バラエティから離れていた。そのため本人も時代の流れからとり残されていた。同じことが古舘さんにも言えるかもしれない」(テレビ局関係者)

 古舘としては、なんとか久米の二の舞だけは避けたいはずだが、「フルタチさん」のそもそもの根本的な問題点をテレビ局関係者は指摘する。

 「局が悪い。古舘さんがどうこうの前に、今のフジテレビには新しい番組なんて無理。古舘さんがバラエティをやっていた時のフジテレビではない。そんな局を選んでしまった古舘さんの失敗ともいえる」

 果たして古舘の新番組は巻き返すことができるのか。注目したい。

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