弁護側はこれまでの公判で、集団強姦があったとされる時間帯には被告は現場から離れていたと主張。被告の“愛人”である女子中学生は自主的に犯行に使われた車に乗ったなどと訴えてきた。
秋吉裁判長は「被害者供述の信用性は高い」と認定。直前に共犯者の暴行にさらされた被害者が「任意に乗車したと解する余地は全くない」と述べて弁護側の主張を退けた。一方、被告の供述には変遷がみられるとして「罪責を免れるための虚偽の供述。反省の態度は全く見られない」と断じた。
グレーのトレーナーに茶色のズボン姿の鶴岡被告は判決文朗読中、しきりに首を横に振るなど納得いかない様子だった。