ホビージャパン発案の企画としては、最近では「クイーンズブレイドシリーズ」があるが、百花繚乱もクイーンズブレイド同様、美少女キャラが中心で戦うガールズアクションモノである。違う点といえば本作の舞台設定が異世界ではなく、徳川幕府の治世と鎖国が続いている21世紀初頭の日本で、主要キャラは実在の武将や剣豪の名を受け継いだ設定であるという点だろうか。なので柳生十兵衛や真田幸村などの名を冠した美少女キャラが続々登場する。最近流行りの歴史上の人物の女体化モノの要素も一応抑えており、話題性としては申し分ない。が、主人公扱いの男性キャラ、柳生宗朗が、最近こういう系統のアニメでは、男性キャラの出過ぎを嫌う傾向にあるアニオタに、どういう印象を与えるか気になるところである。
クイーンズブレイドの地上波放送アニメでは、露出度の高い服と、戦闘中のオッパイポロリや、それを隠す不自然な光や止め絵での執拗な規制が話題となったが、本作もどうやら全裸シーンやポロリ、ローアングルでのパンモロ満載なようなので、規制がどの程度になるか、本編の出来以上に注目したい。乳首描写以外にも規制が入るか可能性もある。特にテレビ愛知で見る視聴者は、放送局がテレビ東京系列なので悪名高い“テレ東規制”必至かも。
もはや全てを諦めて規制を楽しむのも一興かもしれない。規制が嫌な人は、おそらく無修正盤が見れるであろうAT-Xに加入した方がいいだろう。(斎藤雅道)