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ド新人時代の草なぎが鶴瓶の前で流した大粒の涙

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草なぎ剛

 大型連休なんてどこ吹く風とばかりに、草なぎ剛は大忙しだ。主演舞台『家族のはなし PART I』が5月4日、京都劇場で幕開けとなるからだ(〜6月1日)だ。昨年末の『音楽劇「道」(La Strada)』以来、およそ5か月ぶりとなる主演作。演技者としては、依然として高水準をキープしている。

 現在、テレビCMはあるものの、地上波のレギュラー番組からは姿を消して久しい元SMAPの草なぎ、稲垣吾郎、香取慎吾。それでも3人は舞台の上で輝いており、ジャニーズ事務所を退所後も、ラジオやインターネット番組、主演舞台・映画、雑誌連載などでパーソナルな魅力を伝えている。長年のキャリア、培った人脈が現在の実りとなっているのだ。

 しかし、その礎を築くまでは当然、苦労の連続だった。特に草なぎの場合は、SMAP結成時の6人(当時)の中でも遅咲き。冠バラエティ番組がスタートしたのは23歳だった。そこでも辛酸をなめたようで……。

「98年1月にスタートした『鶴瓶・草なぎの夢中宣言「がんばります。」』(テレビ朝日系)が、それです。笑福亭鶴瓶さんとのコンビで、草なぎさんは何か面白いことをやらないといけないという焦りが先立って、空回り。結局、ワンクール(3か月)を待たずして、打ち切られてしまいました」(テレビ誌の取材記者)

 草なぎにとって鶴瓶は、幼いころからずっとテレビで観ていた雲の上の存在。そんな話術の達人との初MCとあって、気合は十分だった。ところが、視聴率は1%未満(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という、ゴールデンタイムでは惨敗の数字だった。

 責任感を抱いたのは、草なぎ。鶴瓶の楽屋を訪れて、「ボクの力不足で……」と泣いて謝ったという。当時のSMAPといえば、すでに『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)がスタートしており、男性アイドルグループとしてはトップランナー。それだけに、ソロになると数字が獲れない現実に落ち込んだに違いない。

 ところが、約半年後から快進撃が始まる。ユースケ・サンタマリアとのバラエティ『「ぷっ」すま』(テレ朝系)が開始。SMAP解散後の2018年まで続く長寿番組となった。さらに、国民的お昼の番組だった『笑っていいとも!』(フジ系)で、曜日は違うものの鶴瓶とともに出演し、辛い過去を乗り越えられたような気がした。

 鶴瓶は芸歴47年の大御所。キャリア32年の草なぎが生まれる前から、芸能界の荒波に揉まれている。2人は今でも交流があり、鶴瓶は元SMAP・中居正広と『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)で共演中だ。
 SMAPを語る上で欠かせないキーマン、それが鶴瓶なのだ。

(伊藤由華)

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