ハリウッド映画には、過去にも日本の芸人が出演している。
「よく知られているところでは、とんねるずの石橋貴明がいますね。チャーリー・シーンなどが出演した野球コメディ映画である1994年公開の『メジャーリーグ2』、その続編として1998年に公開された『メジャーリーグ3』に出演しています。主要キャストである助っ人日本人選手であるタカ・タナカ役を熱演しました。頭でバッドをへし折るほどの怪力の持ち主の一方、英語は苦手でいつも辞書を持ち歩いているというコメディ映画らしい設定でした。石橋は名門帝京高校の野球部出身だけに、野球の演技もきっちりとこなしています」(芸能ライター)
さらに、日本人俳優が本格的にハリウッド映画に進出するきっかけを作った、あの名作映画にも芸人が顔をのぞかせる。
「1989年公開の『ブラック・レイン』ですね。日米の刑事たちがタッグを組んでヤクザに戦いを挑む物語です。高倉健が出演したほか、松田優作の遺作となったことでも知られています。この作品においてヤクザの子分役として、“パチパチパンチ”の持ちギャグでおなじみの吉本新喜劇の島木譲二さんが出演していました。強面の姿は、ハリウッドにも通用したといえるでしょう。島木さんは2016年に亡くなっていますが、横澤の先輩にもあたりますね」(前出・同)
今のところ横澤の役柄はシークレットとされている。果たしてどのような活躍を見せてくれるのだろうか。