「とにかく、鳴り物入りでフリー転身した小林麻耶をキャスターに大抜擢した、6〜8時のゴールデンに放送されている『総力報道』の数字が悲惨な状況になっているんです。やっぱりバラエティー出身ってことで、ニュースはキツイのかな。視聴率も5%前後をウロウロ。ひどいときは3%台まで落ち込んでいますしね…」(TBS関係者)
同時間の7時のNHKニュースが常に15%以上を記録しているだけに、まさにTBSが惨敗なのは火を見るよりも明らかなのだ。
「そこで、この窮状を救えるのは誰か? となり、まっ先に名前が挙がったのがみのさんだったんです。現在も『朝ズバッ!』は好調ですし、相変わらずあのパワーは健在。今は日テレ『思いっきりイイ!!テレビ』がなくなり、ある意味ヒマしていますしね」(同)
ただ、ネックなのが時給500万円ともいわれる高額なギャラをどうするか。実際、『思いっきりイイ!!テレビ』も、この高額ギャラが捻出できずに降板ということになっているのだ。
「このご時世ですからね。みのさんもそのへんは十分承知しているようで、念願の夜のニュースをできるとなれば、ギャラなんて二の次だと言ってくれたみたいですね。もともと『夜ズバッ!』をやりたいと、ことあるごとに言い続けてきていたわけですし」(芸能プロ関係者)
ただ、TBSとしては2本やるのではなく、あくまでも『朝ズバッ!』を辞めて『夜ズバッ!』1本に専念してもらいたい意向だという。
「さすがに両方のギャラは払えません。どっちか1本でないと(笑)」(前出・TBS関係者)
また、局内ではこんな仰天プランも噴出してきているという。別のTBS関係者が語る。
「好調の『朝ズバ』をなくすのはもったいないので、実はみのさんにはいまの『NEWS23』も両方やってもらおうという意見があるんです。もちろんギャラは抑え込みますが、夜11時のニュースをやって、そのままTBSで仮眠をとってもらい、早朝から『朝ズバ』をやってから帰宅するというパターンです。その場合、いまの『23』の膳場アナを夕方の『総力報道』の顔にすげる案が有力となっています」
いずれにしても、夜のニュースをやりたかったみのサイドと、この窮状を救ってくれる“視聴率司会者”を探しているTBSとで、お互いの利害が一致していることに間違いはない。
果たしてみのがTBSの救世主となれるのか?お手並み拝見といったところだ。