この日の『嵐にしやがれ』は50年以上続く『笑点』の歴史を振り返る「笑点記念館」のコーナーを用意。番組開始当初の貴重な映像や、今だから話せるメンバーの珍エピソードの数々が明かされた。
嵐と笑点メンバーはこれまで特番などで共演経験がある。今回も和気あいあいとした雰囲気で収録が進んだようだが、実は笑点側からは1名の欠席者が出ていた。欠席だったのは2016年、番組に加入した林家三平。同門の林家たい平によると、この日、三平のみスケジュールの都合でスタジオに姿を見せることができなかったという。
確かに笑点メンバーにはそれぞれ、本業である落語の公演や地方での巡業がある。スケジュールの調整は難しいところだが、新顔であるはずの林家三平が欠席したことに対し違和感を覚える視聴者は多かったという。
また、一部では「嵐と林家三平は共演NGなのでは?」と推察する視聴者も出る始末だったという。
確かに、嵐メンバーが所属するジャニーズ事務所と林家三平には浅からぬ関係がある。
今から約10年前の2006年、三平の父親・初代林家三平はテレビ東京で単発ドラマの題材になったことがある。その際、初代・三平役を演じたのが、今年5月に未成年女性へのわいせつ騒動を起こした元TOKIOの山口達也だったのだ。
また、当代林家三平の姉であり、初代・三平の娘であるタレントの泰葉によると、山口と泰葉はドラマをきっかけに交友関係が生まれ、泰葉は自身のブログで山口を「私の弟分」と紹介した。山口が事件を起こした際には「達也は一生かけて罪を償いたいと申しています」と彼の気持ちを代弁。山口の騒動に積極的に切り込んでいったのだ。
泰葉と山口との関係には懐疑的な目も向けられていた。騒動前から泰葉のブログに山口の名前が頻繁に出ており、ふたりの間には多少なりとも関係があったとされている。「山口事件」が沈静化に向かう今、事件が再び嵐に飛び火するのを恐れて、林家三平のみ出演を見合わせたのではないか、する説もある。
真相は闇の中だが、妙に説得力のある説だと言える。