『PRODUCE 101』とは、韓国ケーブルテレビ局Mnetで放送されている、101人のアイドル練習生が参加する公開オーディション番組。視聴者投票で決定した最終選考合格者でアイドルグループを結成し、デビューするシステムである。第3シーズン『PRODUCE 48』は、AKB48グループとコラボ。HKT48・宮脇咲良らを含む、12人の合格者でグローバルガールズグループ「IZ*ONE」を結成し、2018年10月29日に韓国でデビュー。同年12月5日放送の『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)に初出演し、日本での活動を始め、2019年2月に日本デビューする予定。
韓国メディアの報道によると、『PRODUCE 101』第2シーズンの出身者を含む、芸能プロダクションの男性アイドル練習生6人は、所属事務所の女性代表と、代表の妹に当たる投資家の2人によるセクハラ行為を告発。6人の中には未成年が2人いたという。同年9月28日、日本でのコンサートを終えた後、東京・新大久保の飲食店で食事。その際、代表と代表の妹が練習生の股間を触るなどのわいせつ行為に及んだという。
今年1月18日、練習生6人の代理人はソウル中央地方検察庁に告訴状を提出。被告側の弁護人は、疑惑を全て否認しているという。
韓国での事務所代表による所属タレントへのセクハラ事件は珍しいことではなく、過去にもたびたび話題となっている。
12年4月、男性グループ「大国男児」の所属事務所代表(男性)は、所属アーティストと練習生、芸能人志望生を相手に常習的にセクハラと性暴行をはたらいていた疑いで逮捕された。他にも、16年10月、男性グループ「5tion」のメンバーにわいせつ行為をしたとして、元所属事務所の女性代表が有罪判決を受けた。
「韓流アイドルは、デビューする前に数年間の練習生生活を送ります。その中で、オーディション番組で頭角を現すことは、出世への近道です。性接待によって番組出演のチャンスを得るという“暗黙のルール”があるとも噂されています」(韓流に詳しい芸能記者)
デビューを夢見るアイドルの卵は、弱みにつけこむ悪徳芸能プロダクションに十分注意を払ったほうがいいだろう。