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本当に健康になりたい人が食べるべき食品とは?

 現代人の中には「常に健康的な食事に留意している」という人が多い。しかし、意外とそういう人ほどネットやテレビの情報に振り回されやすいのかのしれない。健康に関心が高ければ高いほど「○○が健康にいい」という言葉に耳を傾けるのは当然だろう。

 「最近は炭水化物を取り過ぎると太り、健康に悪いという情報が流布され、炭水化物を一切口にしないという人まで現れていますが、極端過ぎるでしょう。白米や食パン、ラーメンのように精製された炭水化物と、玄米や蕎麦など精製されていない炭水化物を一緒に考えてはいけません」(健康雑誌ライター)

 一方、清涼飲料水には大量の砂糖が入っていて健康に悪い。だから健康のために毎日果汁100%のフルーツジュースを飲んでいる――。こんな人も多いかと思う。

 「複数の研究で分かっていることですが、果物を多く取っている人ほど糖尿病のリスクが低いにもかかわらず、一方でフルーツジュースを多く飲んでいる人ほど逆に糖尿病のリスクが高いことが明らかになっています。果物とフルーツジュースには血糖値を上げる果糖が含まれていますが、フルーツジュースには血糖値が上がるのを抑える食物繊維が含まれていないためだと考えられています」(同・ライター)

 加工された食品よりも、できるだけ元の姿に近い状態の穀物や果物を取った方がいいのは間違いなさそうだ。では、これさえ食べていれば絶対に健康になる、という食品はないものだろうか。

 「カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、津川友介助教時の本『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』(東洋経済新報社)の中で、科学的根拠に基づいた本当に体にいい食事として次の5つが紹介されています。魚、野菜と果物(フルーツジュース・じゃがいもは含まない)、精製されてない茶色い炭水化物、オリーブオイル、ナッツ類の5品目です。これらは昔から体に良いといわれているものばかりですね」(同)

 いろいろな情報に惑わされず、これらの食品をせっせと食べることが健康への一番の近道なのかもしれない。

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