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元SMAP香取慎吾のアーティスト活動、実際の評価は?

 元SMAPの香取慎吾のアーティスト活動が話題だ。『日本財団DIVERSITY IN THE ARTS 企画展 ミュージアム・オブ・トゥギャザー』に2作の絵を出品した。その香取の絵をめぐって、ネット上では議論が巻き起こっている。「単なる落書き」「絵が下手すぎる」という否定派と、「この味が香取らしさ」「純粋さが感じられる」という肯定派である。当然、後者には熱心なファンがついている。さらには、否定とも肯定ともつかない「闇を感じる」といった声も聞かれる。ある意味では、これが一番的確な指摘かもしれない。

 「絵が評価された芸能人といえば、美術団体が募集する二科展に入選した工藤静香、押切もえのほか、最近では乃木坂46の若月佑美、欅坂46の佐藤詩織が知られますね。さらに、岡本太郎に絶賛され本格的な画家転向を果たしたジミー大西らがいます。これらに特徴するのは、賞の入選や、著名人の評価など“泊付け”がなされていることです。香取の場合、そうしたものとは無縁なので、芸術的な評価とは別の、芸能人の特別枠によるアーティスト活動といえるでしょう」(業界関係者)

 今回は、展示のための描き下ろしではなく、過去の作品を出品したもの。香取は、仕事で行き詰まった時に、気分転換として絵を描いてきており、今回の出展作品以外にも、多くのストックがある。これまでは、芸術にかける時間がなかったともいえるだろう。

 「どの創作分野でもそうですが、時間をかければ、それだけ良いものができるのは確かです。キングコングの西野亮廣は“にしのあきひろ”名義で絵本作家としても活躍していますが、緻密な書き込みが話題となっています。これは、西野自身、絵に関しては自分は素人なのだから、とにかく時間をかけることを意識したそうです。これも、一つのスタンスとしてはアリでしょう」(前出・同)

 香取にとって、アーティスト活動は、単に誰かの評価を得たいものではないだろうが、SMAP解散とジャニーズ事務所退所で、これまでより、時間的な余裕はあるだろう。そこから生まれる新たなアウトプットに期待したい。

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