香取が出演するのは、来月24日にNHKで放送される「カルパラ」。同番組は、2020年開催の東京パラリンピックに向けての特別番組であり、「パラリンピックとの縁が深い」ということから、香取の起用が決定したという。
確かに、香取は、SMAP時代からパラリンピックに縁がある。SMAPが2015年11月にパラリンピックのサポーターを務めた際、香取は、10日間もの日数をかけて、オフィスのエントランスに飾る壁画を制作。彩り鮮やかな力作が話題を集めた。
また、今月の13日には、障がい者の芸術活動支援を目的とするアート展「日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS企画展 ミュージアム・オブ・トゥギャザー」への参加も発表。こうした活動実績から考えても、香取の起用は、なかなかにふさわしいといえそうだ。
しかし、あまりにも、香取の活躍ぶりが目覚ましいため、ネット上には「ひいきが目立つ」「3人でやれよ」「飯島さん慎吾に甘い」といった声も多数挙がっている。
現在、元SMAPの3人をサポートしている飯島三智氏は、「SMAPの育ての親」としても知られている存在だ。中でも、香取は、飯島氏を母のように慕っているという。
とはいえ、あくまで、飯島氏と香取は、ビジネスありきの関係だろう。現に、飯島氏は、香取が参加したアート展「ミュージアム・オブ・トゥギャザー」のレセプション後、報道陣の取材に対応する中で、元SMAPのメンバーについて「ビジネスパートナー」と明言している。普通に考えれば、誰かひとりを特別扱いする、ということはまず無いと見ていい。
しかし、香取は、弱冠11歳という若さで、アイドルグループ・SMAPのメンバーに選ばれ、世にはばたいている。幼い頃から芸能界の荒波に揉まれてきた香取にとって、飯島氏はビジネスパートナーであると同時に、心の拠り所でもあるのかもしれない。また、飯島氏としても、そんな香取を無意識のうちに優遇してしまう部分があるのではないだろうか。
とはいえ、やはり傍から見れば「ひいき」と見えてしまうのも仕方ない。他の2人のメンバーにも、香取に負けないくらいの活躍の場が与えられることを願う。