トヨタはモデルチェンジした小型車、トヨタ・オーリスを使用して、「シャア専用オーリス」を開発。10月1日の発売に向け完成車の展示を行った。今回のコラボについて同社の広報担当は、「オーリスのモデルチェンジの際、なにかコンセプトカーを作ろうという話になっておりまして、そのニューモデルメインカラーが赤でしたので、『赤といえばシャア専用だろう』と始めからシャアありきで企画をすすめました」とコメント。エアロ周りやホーイル、内装などが従来車と異なりシャア専用になっているとのことだ。
キヤノンのブースでも9月5日から発売される家庭用インクジェット式プリンター「PIXUS MG7130」を使用したシャア専用コラボ商品、「PIXUS MG7130 CHAR'S CAUSTOMIZE KIT」を発表。同社担当は今回の企画を行うことになった経緯について、「なにか新しい商品でガンプラ(ガンダムのプラモデル)とコラボしたコンセプト商品を作ろうという話がありまして、新商品のプリンターがたまたま赤メインのカラーリングでしたので『シャアだ』ということにことになりました」と解説。500台限定のシャア専用プリンター以外に、従来品のPIXUS MG7130を購入してもガンダムのコラボ企画の特典があるとのことで、「ガンプラとのコラボですので、作って飾る時用の背景をプリントができるサービスを行う予定です」と語った。
トヨタとキヤノン、この2つの企業で共通するのが、ガンダムで登場する人気キャラクター、シャア・アズナブルのパーソナルカラーである“赤”を使用し「シャア専用」と銘打ったことだ。なぜガンダムではなくてシャアなのか、その理由については両社とも、「シャアはガンダム世代からはずれていてもわかる人が多い」と語っていた。たしかにシャアといえば“3倍速く赤い”というのがなんとなく広まっている。ちなみに、両商品ともさすがに3倍速くは動かないとのことだった。(斎藤雅道)