同ドラマは、同名漫画の初実写化。バブル経済が崩壊した1990年代後半のおおぞら銀行を舞台に、支店長から監査役に昇進した野崎(織田)が、持ち前の正義感で銀行内の巨悪に立ち向かう物語。
記事によると、松嶋は出世のために上役を利用するしたたかさを持ち、同銀行初の女性役員になるため、野崎に接触する野心家の役。初の銀行員役で、織田との共演は、織田の主演映画で00年公開の「ホワイトアウト」以来17年ぶり。WOWOWのドラマは初出演になるというが、それには事情があるというのだ。
「一時期は仕事に恵まれなかったものの、11年放送の主演ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)が大ヒット。そのため、松嶋サイドは一気に強気に出てギャラをつり上げてしまった。そのため、なかなかドラマのオファーが来なくなり、ギャラを下げ始めたが、もともと、付き合いのあったフジとTBS以外のオファーはなし。夫の反町隆史が『相棒』シリーズに出演するテレビ朝日からのオファーはなかった」(テレビ局関係者)
昨年7月クールでは「営業部長 吉良奈津子」(フジ系)に主演するも全話平均視聴率は7・0%(ビデリサーチ調べ、関東地区、以下同)。全話平均25・2%を記録した「家政婦のミタ」の足元にも及ばなかった。
「ギャラに見合った視聴率を取れないので、フジもTBSも松嶋に主演連ドラのオファーを出さなくなってしまった。とはいえ、松嶋の事務所は、一時期は稼ぎ頭だった井上真央が移籍。そのため、事務所が、ギャラをさらに下げて売り込みをかけ、今回のWOWOW初出演が決定したようだ」(芸能記者)
仕事を選んでいる場合ではなくなってしまったようだ。