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母親世代を味方につけ、これからますます司会業が増えそうな嵐・相葉雅紀

 紅白歌合戦で自ら「ポンコツでした」と司会ぶりを猛省した嵐の相葉雅紀だが、今年の秋以降では司会番組が増えるのではと言われているのだ。

 今回の紅白は様々な演出もあり、相葉はその展開をまとめきれなかったという評価が多い。本人の中でも「ポンコツ」というとおり、決して合格点ではなかったはず。だが、テレビ業界では逆の評価をしている人が少なくないという。「今回の紅白はいろいろ言われているように、SMAPが出せなかったことは大きく、視聴率もガクっと下がるのではとも見られていたんです。それでも、前回の数字を越えて40%台を復活させた。やっぱり相葉くんの影響は少なくないという人は結構、いるんですよ」とある制作会社関係者は言う。

 というのも、相葉のファン層にあるという。「もともと相葉くんは若い女性よりも、やや年齢の高い層にウケがいいのでは、と言われていたんです。こういっちゃ何ですが、出来ない子ほどカワイイといいますか、そういうところを魅力と感じる母親世代、いわゆるF2、F3層が多いのではと見られていた。実際、この世代はいま、テレビを見ている中心世代とも言われてまして、ここを握れば勝ちとも言われているんですが、紅白というのは、やっぱり見る層の大半は高年齢と言われている。今回、視聴率がアップしたのは、その層に好印象が持たれている相葉くんの影響もあっただろうということです。あたふたしたかもしれませんが、大型生放送の紅白であのくらいなら許容範囲ですよ」と同関係者は言う。

 事務所としてもドラマなどではなかなか良い結果の出ない相葉の売り方を模索し、司会業というのに活路を見出そうとしていた。前出の関係者は「紅白の司会もその流れですが、これまでは民放で何とか司会番組をといっても、枠は限られてますから、なかなかスムーズに話は進まなかった。でも紅白の結果で動きが変わるでしょう。早ければ秋以降にも司会の番組が出てくるのではとも言われています」。

 紅白はいいきっかけになったかもしれない。

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