「もう出ないよ」。性悪王者の決意は揺るがなかった。防衛戦後に武藤敬司に“シカト”されたことにより、全日本プロレスの至宝である3冠ヘビー級ベルトを持ったまま同団体からの完全撤退を表明しているみのる。この日も全日プロで次期防衛戦を行う意向がないことを強調した。
会見では次期3冠戦について「3冠は向こうでやるかもな」とニヤリ。間髪入れず「もうあそことはバイバイって言ったらバイバイ」と念押しする嫌がりようだ。ここまでくると、防衛期限までにタイトル戦を行わないばかりか、3冠戦自体をうやむやにしてしまうことも十分ありうる。むしろ、性悪王者のこと、メキシコ遠征に出たまま日本マットから離脱するという最悪のケースも考えられるというものだ。