今回の作品は、アニメと実写が融合した形式となっており、バレエの先生・木下紗枝を演じた武井は「最初どんな妖怪をやるんだろうと思った(笑)」と自身が妖怪役で出演すると思っていたと明かす。映画がどういったものになるか最初は全く想像できなかったそうだが、完成した映像を確認したときの印象を、「自分の街にジバニャンがやってきたような感覚で、みたことのない映画になっていました」と語り、笑顔をみせた。
舞台挨拶には実写パートで主人公・天野ケータ役で出演した南出凌嘉と、ヒロインの南海カナミを演じた浜辺美波も登壇。南出は「(役に)決まった時は嬉しかったけど。台本のふせんの数が多くてビックリした」とコメント。「シーンが終わる度にふせんをはがしていったけれど、終わった時はうれしくもあり、少し寂しい思いもあった」と回想した。
浜辺は初めて宙吊りにも挑戦したそうで、「すごく怖かったけれど、最後の方は楽しくなってきた」と現場での様子について明かした。
また、作品にちなんで、最近、妖怪の仕業と思った出来事について聞かれると、武井は「楽しみにとっておいたアイスクリームがなくなることがある。家族か何かの妖怪かな」と話し笑いを誘った。(雅楽次郎)