今大会から決勝進出者は8組から10組に増枠。その中で注目されるのが、お笑い事務所のプロダクション人力舎である。
アキナ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
犬の心(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
巨匠(プロダクション人力舎)
さらば青春の光(ザ・森東)
シソンヌ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
チョコレートプラネット(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
バンビーノ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
ラバーガール(プロダクション人力舎)
ラブレターズ(ASH&Dコーポレーション)
リンゴスター(プロダクション人力舎)
2008年から2014年大会まで、よしもと以外の事務所で決勝戦に3組以上出場した事務所は人力舎だけである。人力舎といえば近年、所属芸人がテレビに引っ張りだこで、おぎやはぎ、オアシズ、アンタッチャブル、アンジャッシュ、北陽、ドランクドラゴンなどが大活躍している。
「人力舎の芸人がテレビで活躍していることと東京03とキングオブコメディが『キングオブコント』で優勝した影響もあるため、養成所のJCAに入学を希望する人数も増えているようです。90名ほどの入学者のうち、最終的には厳選された2〜5組ほどが事務所に所属できるという形をとっていますので、当然お笑い芸人の質も向上しているのでしょう」(芸能マネージャー)
例を挙げると、オアシズの大久保佳代子は2013年に大ブレイク。2014年「上半期タレント番組出演数ランキング」の女性部門で1位を獲得し、215番組に出演。おぎやはぎはフジテレビの「バイキング」、10月からスタートした「オサレもん」のMCを務めるなど、徐々にレギュラー番組を獲得している。そして、ザキヤマの愛称で親しまれているアンタッチャブルの山崎弘也は、テレビ朝日「ロンドンハーツ」や「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」の準レギュラーなど数々の番組に出演し、バラエティには欠かせない存在となった。
「決勝戦に3組残ったことは素晴らしいですね。実績のある松竹芸能、サンミュージック、SMAに所属する芸人は一組もいないですから。おぎやはぎ、オアシズの大久保、ザキヤマなどテレビで活躍する芸人の勢いをそのままに、賞レースでも良い結果を残している印象ですね」(テレビ関係者)
今大会、ラバーガール、リンゴスター、巨匠のいずれかが優勝すれば、人力舎としては3回目の優勝となり、事務所別では最多優勝回数を記録することになる。結果はいかに…!?