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“世田谷区役所炎上”問題、区役所が正式謝罪も残る矛盾点 誰が嘘をついている?

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画像はイメージです

 人気漫画『岡崎に捧ぐ』の作者山本さほ氏が、1日に世田谷区主催で行われたオーストラリアのバンバリー市との国際マンガ交流イベントでの担当者とのトラブルを告発した件が、また新たな展開を見せている。

 イベントに講師として呼ばれた山本氏。しかし、世田谷区の担当者が、山本氏が送付したはずのデータを失くしたと発言したり、ダブルブッキングした会場のキャンセル料を山本氏のギャラから差し引くと宣言したりしたことなどを山本氏が2日に公開した漫画で告発。また、そもそも山本氏のギャラは予算から場所代を引いたものだったということも判明し、世田谷区長のもとに抗議の声が寄せられるなどの騒動に発展していた。

騒動を受け、世田谷区長の保坂展人氏は3日にツイッター上で謝罪。さらに、4日になり世田谷区役所公式ホームページにも「まんがワークショップに関するトラブルについて」というページが公開され、経緯と対応、保坂区長の謝罪が発表となった。それによると、職員が山本氏に「謝礼から会場キャンセル料を差し引く」という趣旨の発言をしたことは事実だといい、その後、担当者が上司にその旨を報告したところ、その対応は適切ではないとして、山本氏には事前に提示されていた金額の謝礼がバンガリー市から支払われたという。

 また、当事者である山本氏も5日にツイッターを更新し、「10月3日、担当者の上司2名から正式に謝罪がありました」と報告。さらに、報道により「誤解が生じている」点があるとのことで、「謝礼金がバンバリー市から出ていること、世田谷区がバンバリー市から仕事を委託されていることは全く知らず、謝罪を受けた時に初めて聞きました」などと説明していた。

 しかし、告発当初から山本氏に話を聞くなどして関わってきた世田谷区議会議員の上川あや氏のツイートによると、担当者が「失くした」と発言した山本氏のデータのついては実際には紛失していないとのことで、細かい齟齬は解決されていない模様。この騒動に対し、「データは紛失してなかったのになんで紛失したって言うんだろう」「このずさんなやり方は絶対に改善してもらわないと困る」「経緯は分かったけど、担当者がどういうつもりでこんな対応をしたのか、その部分は明らかになっていない気がする」といったさまざまな意見が寄せられている。

記事内の引用について
山本さほ公式ツイッターより https://twitter.com/sahoobb
世田谷区公式ホームページより http://www.city.setagaya.lg.jp/index.html

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