「利用者の女性の目的は大半が援助交際。あと深夜まで営業している店舗では、“ネットカフェ難民”ならぬ“出会いカフェ難民”が集まる。要は家出少女がただで飲み食いできるネットカフェを泊まり歩いている」(風俗ライター)
。
「出会いカフェ」について簡単に説明すると、まず男性は受付で入会金を支払い会員登録。入店後は、個室で来店している女性を待つタイプ、マジックミラー越しにくつろぐ女性を選ぶタイプがある。女性と意気投合したら店外デート料を支払って外出できる仕組みだ。
「以前は、都内の繁華街が中心だったが、今では地方の大都市にも進出。各都市とも風俗店出店の規制が厳しいため増加。店外デートまでに5000〜1万円。その後は女性との交渉」(同)
土曜の夜、都内に店舗を構え「激安」をうたう「K」をのぞくと男性の待合室は足の踏み場もないほどの繁盛ぶりだった。
「たしかに、あそこは安い。近々渋谷に進出するが、あそこの利用者でうちに出入りする男女の間では某有名ファッションビルに入るといううわさで持ちきり。ビル管理会社はほんとにテナントとして許可したのか?」(Kのライバル店関係者)
若い女性向けのブランドショップが多数入店する同ビルでは「以前はあそこの前でサラリーマンが待ち伏せし、出てくる少女たちに『いくら?』と援交を持ちかけ、そこそこの割合で交渉成立」(同)というから、もし「出会いカフェ」が出店すればどうなるかは想像に難くない。
「『出会いカフェ』は営業形態が法律の“グレーゾーン”を狙ったもの。知り合った女性を昏睡させホテルに連れ込んで現金を奪う昏睡強盗などがニュースになっている。しかも、被害届けを出さない事件はその何倍もあるのが実情。どこに出店しようと渋谷店はマークが必要だ」(警視庁関係者)
早急に出会いカフェに対する“規制”が必要かもしれない