これを受け、ネット上では「この焼肉屋行ってみたいわ」「塩対応の彼女に『タン塩』注文したい」といった声が聞かれた。彼女がバイトをしている事情は、演技を含めた社会勉強のためという。ただ、「ぱるる、バイトしなきゃいけないほど食い詰めているのか」といった早とちりの声も見られた。それだけAKBグループは厳しい給料事情が知れ渡っていると言えるだろう。芸能人の給料は固定給と歩合給がある。AKBの場合は、それぞれの所属事務所の事情によるが、基本は固定給のようだ。
「AKB48は、テレビなどに出て名前が知られた一部の著名メンバーを除いて、ほとんどが給料は10万円程度と言われています。これは世間で言えば、フリーターの収入より低いくらいですから、首都圏の実家住まいで、実家から経済的支援やアルバイトをしなければ生活して行けない金額でしょう。かつては、握手会などの人気度を給料に直接反映させる歩合制も試験的に導入されていましたが、『メンタルをやられる』メンバーがいたため、現在はなくなっているようです」(芸能関係者)
さらに、AKB48の姉妹グループとも言えるNMB48や、乃木坂46、欅坂46を始めとする坂道シリーズの場合は、さらに待遇は悲惨だと言われている。
「もともと、AKB48よりも後発のため、待遇は低く、5万円ほどの給料のメンバーも少なくないようですね。そのため、NMB48は“ギャラ飲み”など特殊なバイトに手を出すメンバーもいると、『週刊文春』(文藝春秋)に報じられたことがあります。坂道シリーズも同様の給料体系からスタートするも、知名度アップに従い昇給していったようです。実際、欅坂46からは平手友梨奈、長濱ねる(卒業)をはじめ著名メンバーも輩出しています。平手は一部メディアに年収600万円と報じられたこともありますね。これが、10代としては妥当な金額なのか、トップアイドルの割に少ないのかは議論が分かれるところでしょう」(前出・同)
今や、AKB本体よりも坂道系の方が勢いがあるため、それなりの金額をもらっているように見えるが、一部を除き、やはりほとんどのメンバーがカツカツというのが実情なのかもしれない。そのため、島崎のアルバイトは別の意味での注目を集めてしまったのだろう。