続けて、太田は「14歳だからね、あの頃ね。でもかわいらしいあれで、いまだに若くてね」と岩崎を語った。岩崎といえば1992年のバルセロナオリンピックにおいて200メートル平泳ぎで金メダルを獲得した。この時、彼女は14歳の中学2年生。競泳競技では史上最年少の優勝となり、この記録は現在に至るまで破られていない。インタビューで答えた「今まで生きてきた中で、一番幸せです」のフレーズも話題となった。
これに対し、田中裕二も「おきれいな方で」と返した。ただ、単なる懐かし系の世間話で終わる太田ではない。「いろいろありますよ、人間」と話し始め、「『今まで生きてきた中で、一番不幸です』と言ったらしいよ」と語り、見事にオチをつけた。田中もすかさず、「絶対言ってないよ。反省してねぇだろって、余計叩かれるよ」とツッコんだ。
これを受け、ネット上では「これは見事な一言」「笑ってはいけないんだろうけど、やっぱり笑ってしまう」と太田のセンスを絶賛する声が聞かれる。
爆笑問題はベストセラーとなった『日本原論』シリーズ(宝島社ほか)において、時事ネタを漫才に仕上げることを述べている。最近では、テレビではこうしたネタが披露されることがないため、久しぶりに社会派の爆笑問題が現れた夜であった。