公演後に会見を行った岩佐は「アイドルと演歌はジャンルが真逆。正直、最初はできるかなという不安もあったけど、演歌の世界で学んだこともアイドルの世界で学んだこともどちらもこれから生かせることばかり。両方やれたのはすごくよかった」と在籍した約7年間を振り返った。
公演を終え、「みなさんが盛り上げてくれて、メンバーのみんなも素敵なプレゼントをくれたりしたりしました。アイドルとして心残りのない公演になりました」と報告した岩佐。同期の鈴木まりやらからは「さびしい」と声をかけられたといい、「秋元(康)さんにもこの後連絡をしたいです。(AKB48に)入れてくださってありがとうございますって」と笑顔。
「研究生時代の、いろいろとつらかった思い出も、今思うとすごくいい経験でした。この7年間で、人生なんて何がどうなるかわからないなということを学びました」と岩佐。在籍中は演歌歌手としてソロデビューできたことが何より嬉しかったと述懐。「人生、どこにチャンスがあるかわからないですね」としみじみ。
卒業後は演歌歌手一本でやっていくといい、「精一杯頑張っていきたい。これからもファンのみなさんがまた聴きたいなって思ってくれるような歌を歌います。多くの人に愛していただける歌手になりたい。最後に、この子ってAKB48だったんだって言われるようにしたい」と述べ、「初心を忘れずに頑張ります」と改めて意気込み。
卒業後はもちろんこれまで禁止されてきた恋愛も解禁となる。「引退というわけではないので、そんな卒業してすぐ(恋愛をするの)は薄情かなって」と苦笑いも、「わたしは相当人見知り。向こうからどんどんしゃべってくれるような人がいれば」と理想の男性像を明かし、「男の人と接してこなかったのでまずはリハビリが必要。男の人と話すことからはじめないと」と話していた。
また、この日は岩佐が来年1月29日に浅草公会堂で2度目のソロコンサートを行うことも発表された。
(取材・文:名鹿祥史)