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増山麗奈センセイ、相変わらずスゴすぎます! 心の開放と平和を訴える映画『桃色のジャンヌ・ダルク』

 1976年生まれのアート革命運動家(?)、増山麗奈センセイをご存知だろうか。自ら画家として活動しながら、反戦アート集団「桃色ゲリラ」を主宰。反戦デモでイラクに行ってみたり、労働者の解放をうたって半裸姿で路上パフォーマンスをしたり、自首退学した芸大にたてこもったり、その行動は神出鬼没で、ピンクにこだわる運動はユニークかつ陳腐。見た目がハデすぎるがために、かえって何を訴えたいのかがわかりにくいアーティストだ。約一年間彼女を追って、初めて増山麗奈の作り出す芸術をナマで見る事が出来た。

 増山がアートで訴えているのは、「反戦」、「原発」、「環境」、「労働」、「貧困」、「女性」、と実にサマザマに枝分かれしていて、複雑に見える。が、実はシンプルで「人の幸せ」という点では共通している。現在2児の母(夫はフリージャーナリストの志葉玲)であるゆえ、最近では“母性”を表現する事が多い。悪臭漂う産業廃棄物現場での「妊婦ヌード」(半裸で腹部露出)は、あまりにも象徴的。3年以上出続けたという母乳を使っての「母乳アート」は、アート界その他の世界で、常に威圧的な男の「精液」に対する抵抗。特にいやらしい意味はないのだという。

 この度、そんな増山麗奈の一部始終を、鵜飼邦彦監督が撮り溜めたドキュメンタリー映画『桃色のジャンヌ・ダルク』が3月27日より渋谷ユーロスペースにて公開される。6日、新宿区百人町のネイキッドロフトで、この映画の公開記念イベントが開かれ、増山の新作アートパフォーマンスが披露された。写真の古めかしい扮装は、近代100年のあいだ女性達が無理矢理コスプレしてきた『オンナの型』(昭和編)を表わしたもの。平和な現代に置き換えると、ファッション雑誌を愛読し、巷の情報に流されやすい女性たちは、戦時中だったなら間違いなく、「贅沢は敵!」や「鬼畜米英」、「産めや増やせや」などのスローガンに傾倒していたはずだという。

<コダイユキエ>イケメン好きの40歳独身女性記者

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