体重およそ133㎏の超巨漢。オカッパ頭にピッチリしたセーラー服、その下から豊満すぎる下っ腹がチラ見えする女子高生・ミツコに扮していた長友。逆ギレしながら「どうもすいませんっ」と謝るフレーズも、人気を得た。
ところが、ネタ番組の相次ぐ終了にともない、仕事が激減。表舞台から姿を消した13年、番組企画でダイエットに挑戦して、84㎏まで落としたが、のちに再び3ケタ突破のリバウンド。しかし翌14年、知人と共同オーナーで地元・宮崎市内に“ラーメン暖暮“を出店すると、「九州ラーメン総選挙」でトップに輝き、大繁盛。翌15年には、年商5,800万円に達した。福岡にある本店とフランチャイズ契約を結んでおり、ビジネスプランは堅実。その経営手腕は、あの堀江貴文氏も絶賛している。
一方、富豪を通り越して、大富豪になっていたのは、「ラブ注入❤」のフレーズで一世を風靡したおねえ芸人・楽しんご。大人気だったころは、芸人月収だけで300万円超え。しかし、仕事が激減してからは、わずか数万円に転落した。ストレスと遊び癖によって、22㎏も激太り。13年には、交際相手の男性へ傷害事件を起こして、書類送検。今年は、急性腹膜炎で生死をさまよい、表舞台から完全に姿を消した。
ところが、かねてから整体師として“癒しんご”を経営していたため、食いっぱぐれることはなかった。当時から今はさらに飛躍しており、東京・目黒の超一等地に、高級時計1個分の家賃を誇る3LDKの豪邸に住んでいる。地下にあるのは、秘密のプライベートルーム。といってもそこは、完全会員制の個室マッサージサロン。自身がオーナーで、楽しんごが施術すると15分の骨盤矯正が1万800円という超セレブ価格だ。そんな強気な店舗を7つも経営しており、1回40万円で全国出張マッサージまでしている。
さらに、ふんどし姿でエクササイズを行う“ふんどしジム”も経営。“楽しんごの睾丸マッサージ”なる、タイで古くから伝わるマッサージサービスも展開している。
起業家として巨万の富を得ている今、1か月の売り上げは「高級車1台分ぐらい」(本人談)。一発屋おねえ芸人は、超VIPな人生を歩んでいたのだ。