県警によると、女性の児童買春行為を立件したのは、99年の同法施行以来、県内では初めてのこと。
逮捕容疑は、7月下旬、中信地方に住む15歳の男子中学生に、現金数千円を渡す約束をして、自宅に連れ込み、18歳未満と知りながら、みだらな行為をした疑い。その上、男子中学生が「もう縁を切りたい」と申し出ると、関係を終わらせないため、携帯電話の無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じ、「私との関係を続けないと、知り合いに今までのことをばらす」などと脅したとしている。
県警によると、2人はもともと面識があり、「あってはならない関係」が続いていたとみられる。男子中学生の家族が8月上旬、同署に相談して発覚した。調べに対し、女はおおむね容疑を認めているという。
女は生活保護受給者で、男子中学生に渡した金は保護費の一部を充てていたとみられる。いうまでもなく、保護費は市民の税金から捻出されている。その税金をこんな形で悪用された安曇野市民にとっては、なんとも腹立たしいかぎりだろう。
しかも、女には被害少年と同年代の中学生と小学生のこどもがいるというから、開いた口がふさがらない。
(蔵元英二)