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沖縄県教育庁の事務所長が女子中学生と援助交際の疑い

 沖縄県警那覇署は7月30日、女子中学生に現金を渡して、わいせつな行為をしたとして、沖縄県教育庁中頭教育事務所の男性参事兼所長(59=同県沖縄市松本)を、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで逮捕した。

 逮捕容疑は、4月26日午後2時頃から約1時間、沖縄市内のホテルで、県内に住む中学校3年生の少女(14)に現金1万数千円を支払って、18歳未満であることを知りながら、わいせつな行為をした疑い。

 2人はインターネットの出会い系サイトを通じて知り合った。女子生徒の様子に不審な点を感じた家族が5月下旬、同署に相談。捜査を進めたところ、所長が浮上した。

 県警は7月30日朝、自宅や勤務先の教育事務所を家宅捜索し、証拠品を押収した。所長は調べに対し、ホテルに入ったことは認めているが、「18歳未満とは知らなかった。わいせつな行為はしていない」と容疑を否認しているという。

 所長は84年に採用され、小中学校の校長を歴任。県教育庁の教育指導統括監を経て、今年4月から中頭教育事務所の所長を務めている。

 県教育委員会の諸見里明教育長は「大変驚いている。事実関係の確認を急ぐとともに、警察の捜査を待ちたいと考えているが、事実であれば大変遺憾で、とても残念」とコメントしている。

 所長は有害なサイトを見られなくする「フィルタリング」を、小中学生の携帯電話に設定する事業を進めていたという。容疑が事実であるならば、その有害サイトを自身が使って、女子中学生とわいせつな行為をしたことになる。
(蔵元英二)

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