逮捕容疑は、1日午前7時10分頃、県教育委員会のホームページを通じて、日立第一高校をののしる内容とともに「爆弾を仕掛けてやる。7月1日12時に」と県教育庁にメールを送信し、授業を妨害したとしている。
このメールを受けて、同高は、敷地内にある付属中学も合わせた全校生徒ら計約950人を約30分間、校庭に一時避難させる非常事態となった。県警が捜索したが、幸い爆発物は見つからなかった。県警がメールのIPアドレスを調べた結果、教諭の関与が浮上した。
教諭は容疑を認めており、「日立一高に恨みがあった」と供述しているが、同校での勤務経験はなかった。
他にも、教諭は今年に入ってから県教委への不満や、複数の教職員を中傷する内容のメールを十数回送った疑いがあり、県警が詳しい動機を調べている。
教諭は今年3月に県立高萩清松高で定年退職を迎え、高萩高に再任用され、情報教科を担当していた。
現職の教員が、他校の爆破予告メールを送りつけるなど言語道断の行為。ふざけて送ったのかもしれないが、被害を受けた日立一高側はいい迷惑。せっかく、定年まで勤め上げたのに、こんなバカなことをしなくてもいいのに…。
(蔵元英二)