鳥取県警浜村署は2月3日、女子生徒ら12人に、わいせつなDVDや写真を送り付けたとして、わいせつ文書頒布の疑いで、鳥取市気高町中央公民館の元非常勤職員の男(66=同町勝見)を再逮捕した。
再逮捕容疑は、11年5月〜13年10月、同県内の女子中高生や母親ら10〜50代の12人に、わいせつ物計201点を郵送した疑い。
男は今年1月まで公民館に勤務していたため、学校関係の名簿を閲覧できる立場にあった。名簿を見て、送付先を選び、少女らが学校の資料と思い込んで開封するように、封筒に学校名などを印刷する手の込みようだった。
同署によると、わいせつ物約1700点が押収されており、男が05年1月以降、約80回送付したと見ている。
犯行動機について、男は「送られた女性が恥ずかしがる姿を想像すると満足した」と供述し、容疑を認めている。
男は昨年10月21日、同市内に住む小学校高学年の女児宛てに、性行為や性器などを写した写真やDVDを郵送したとして、1月14日に、わいせつ物頒布容疑で逮捕され、その後、同様の他の事件への関与を認めた。
性行為を映したDVDなどを送りつけられた小学女児、女子中高生らにとっては迷惑極まりない行為。立場を悪用した男の犯行は、許されるものではないだろう。
(蔵元英二)