木村祐一が声を担当する5歳のキャラクター・“チコちゃん”の疑問にタレントら回答者が答える同番組。今年4月からレギュラー化されるやいなや、高視聴率を連発し、瞬く間に人気を獲得した。チコちゃんの「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が『ユーキャン 新語・流行語大賞』にノミネートされたり、再放送でも毎週Twitterのトレンドに入ったりするなど話題となっている。
識者曰く、レギュラー出演しているナインティナイン・岡村隆史との掛け合いもさることながら、良い意味で“NHKらしくない”演出が人気を博しているという。
「プロデューサーは、共同テレビの小松純也氏が務めていることもあり、同局の『ためしてガッテン』に代表される“教養バラエティー”の要素を残しながら、民放のような“家族で楽しめる”雰囲気があるのが特徴です。小松氏はフジテレビで『ダウンタウンのごっつええ感じ』や『SMAP×SMAP』といったバラエティーで伝説を作ってきたテレビマン。さすがに“うまい見せ方”を知っていますよね」(芸能ライター)
しかし、番組の核となるチコちゃんの声を担当する木村祐一は“お笑いファン”には愛されているものの、一部、彼の芸風を苦手とする人もいる。なぜ、視聴者にハマったのだろうか。
「当初は、木村が声を担当していることに気付いていなかった人も多かったようです。そもそも“チコちゃん”というキャラクターが、大人たちに“叱る”という構造が面白いので、木村に嫌悪感を抱く人以外はわざわざ“観ない”という選択肢は選ばないと思います。また、構成作家としても活躍する木村は、スタッフの意図もしっかり理解して動けるので、番組としても扱いやすいし、“毒舌”を交えながら笑いもしっかりと取る。岡村とも親交があるので、声優や俳優が声をするよりも、精度の高い掛け合いが生まれやすいのではないでしょうか」(同上)
2019年も『チコちゃんに叱られる!』旋風は止まりそうにない。