芝とダートを両方こなせるタイプ。とくに、久しぶりのダートとなった前々走のフェアウェルSは2番手から4角先頭、ゴール手前で一気に来られ、0秒1差3着に敗れはしましたが、重馬場とはいえ、自ら競馬をつくって1分10秒4の走破タイムはとても優秀です。
この時計はここに入っても2番目に速いですし、この馬のリズムでレースができたときは、本当に粘り強い競馬を見せます。フェアウェルSは前半3F通過が33秒2の超ハイペースでしたし、最後までスピードに乗り、踏ん張ったスパインの底力は評価してあげていいんじゃないかな。
以前はハナを奪えないとやる気をなくしたりしたものですが、最近は行く気を見せてくれているし、最近は電撃戦に限れば成績は安定していますからね。
中間も相変わらず素軽いフットワークを見せ、動きは抜群。調子の良さが伝わってきます。条件の合わなかった前走は15着に終わりましたが、今回は好内容の競馬を見せた中山のダ1200m戦。ガラリ一変が期待できます。
気になるハンデも55kgで落ち着きましたし、同じ条件の前々走より2kg軽くなるのは、最後のひと踏ん張りに大きくつながってくることと思います。今回は最大のチャンス到来です。