ご存じのように、奥菜はこの3年間でさまざまなことを経験した。サイバーエージェントの藤田晋社長(35)との離婚は4年前のことだが、その後は若手俳優との熱愛報道が出たこともあったし、長年所属していた事務所を離れ、それに伴うゴタゴタもあった。
デビュー以来の奥菜ウオッチャーである私としては、芸能人・奥菜恵は第3期に突入した、と見ている。第1期は中1でデビューしてから2001年まで。正統派アイドルとして売り出された彼女はファンと事務所の期待に見事すぎるほどに応えてくれていた。
第2期は01年5月から事務所を離脱した07年まで。月刊誌に本人としか思えないヌード写真を掲載され、スキャンダラスなイメージが付きまとう存在になった時期だ。
そして、充電期間を終えた奥菜は、心機一転して第3期を迎えた。本人的に第3期をどうとらえているのかを確認するためにも「オーラの泉」出演は必要だったのかもしれない。
さて、オーラとかスピリチュアルとかほとんど理解がない私ではあるが、番組内で美輪明宏(73)と江原啓之(44)は鋭い指摘をしていた。それはいつか私が奥菜恵に会うことがあったら伝えようとしていたことでもあった(そんな機会は一生訪れないが)。
どういうことかというと、奥菜は以前からパワーストーンを収集したり、相田みつをの詩を部屋に飾ったり、高橋歩の著作を読んでみたり…と、常に何かを頼って生きてきたのだが、美輪&江原がそれをズバリ指摘したのだ。「そういうのはもうおやめなさい」「石を集めてない? 隠しておしまいなさい」と。鋭すぎる!
奥菜の著書「紅い棘」を読めば、芸能界で生きていくことの大変さの一端は理解できる。しかし、それを乗り越えられなければ、「この世界に向いてない」というだけのこと。
そんなアドバイスをなぜか上から目線でしようとしていた矢先のスピリチュアルメッセージだった。番組終了間際に奥菜を出してくれたスタッフには、本人になり替わりまして御礼申し上げます!
このメッセージに真摯に耳を傾けていた奥菜。兵隊の霊を見たり、幽体離脱の経験がある彼女がこのメッセージを受けてどう変化していくのか。奥菜ウォッチャーとして今後も一方的に見守っていく所存である。