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長寿の秘訣はホルモン分泌の活性化で決まる!(2)

 男性ホルモンが低下すると、性的能力が衰えるばかりでなく、心筋梗塞や脳梗塞、生活習慣病のリスクを高めるといわれる。そして女性の更年期同様に不安、イライラ、うつ、集中力、記憶力が低下する。
 とすれば、50〜60歳代になっても、ホルモンが低下しないよう、男女とも様々な配慮が必要だ。

 まずは食事だが、ホルモンを高める食物には、どのような物があるのだろうか。
 「卵、赤身の牛肉、鶏肉、牛乳、アジ、サケ、豆腐、それに昔から精がつくといわれるニンニク、ニンジン、山芋などがあります」(田村名誉教授)

 テストステロンやエストロゲンが少なくなってくると、いろいろな“現象”が体に起こってくる。このところ男らしさがなくなり、元気がない。あるいは色気がなくなったという女性もいるかもしれない。日頃から、食事には気をつけるべきといえる。
 ちなみに、腹七分目にすることが重要だという。
 というのも、食事をすると栄養素のおかげで元気になるものの、活性酸素が出ることも最近、わかってきているのだ。

 しかし、ホルモンは食べる物に気をつけるだけでは低下を防げないという。
 「男性ホルモンは、緊張が高くなるとともに交換神経も高くなるのが低下に繋がるので、ストレッチ、マッサージでストレスを解消し、生活環境の中で自分の居場所を見つけることが大切です。そればかりではありません。齢を取ったからといって、家にこもるのではなく、何にでも興味を持ち、凝り性になること。そしてオシャレをすることです。目標を持って冒険することが男性ホルモンを低下させないこつです。女性もオシャレをして、色気を失わないことが女性ホルモンを上げるうえで大切なことです」

 男性のアンチエイジングにとって必要なことは、男性ホルモンを保つことに加え、酸化ストレスを防ぐことも大事だといわれる。
 男性ホルモンは、性的能力を高めるだけではない。男らしさを失わないことは、自信を持つことにもつながり、それは、人生を左右するといっても過言ではないのだ。

 さあ、あなたも新年を迎えるに当たり、「男らしさを取り戻す年にしよう」との意気込みを見せようじゃありませんか。

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