番組は放送前からゴタゴタ続き。ピン女芸人の草分け的存在で、参加を予定していた山田邦子が「予選参加に2000円支払うよう要求された」などと不満を漏らし参加を辞退。
さらに、予選に出場した友近も「小道具が用意されていない」という不可解な理由で欠場。ゴタゴタが続き、開催が危ぶまれていた。
そんな『女芸人No.1決定戦』だが、放送も盛り上がりに欠け、「大コケ」といわざるをえない内容。
さらに、ネットユーザーから「笑いを足しているのではないか」「観客がサクラなのではないか」と、観客の反応にクレームも入り、『M-1』や『R-1』とは程遠い完成度になってしまった。
酷評が続いた『女芸人No.1決定戦』を救ったのが、副音声でネタの様子を評論した松本人志と高須光聖。2人は2001年から2009年まで放送されたTOKYO FMの人気番組『放送室』でコンビを組んだ盟友で、小学校の同級生でもある。
2人のトークを楽しみに見ていた視聴者も多く、中には「松本と高須のトークだけで良い」という声も。『放送室』で高い人気を誇った2人だけに、日本テレビとしては、一種の保険だったのかもしれない。
「満を持して放送された『女芸人No.1決定戦』ですが、ネタの完成度が高いとはいえず、ネットは酷評だらけ。しかも、笑い声がSEのように思えるものだったため、不興を買ってしまいました。
松本と高須の出演で、視聴率は獲得できるかもしれませんが、番組の内容は今後大きく見直す必要があるでしょう」(芸能関係者)
女芸人の地位向上や『目指す場所』として、今後も開催してほしいが、このままでは難しいかもしれない。