突然、芸能界引退を発表した清水。宗教団体「幸福の科学」へ出家し、「千眼美子」名義で告白本「全部、言っちゃうね。」(幸福の科学出版)を発売。心身の疲労を引退理由と説明しており、告白本の中では給料の実態、仕事への嫌悪感などを赤裸々に明かし、葛藤や苦悩を吐露した。
騒動が過熱する中、19日放送のフジテレビ「ワイドナショー」でダウンタウンの松本人志は「日本タレント組合みたいなものをつくった方が良い」と芸能界の労働組合設立を提案。すでにアメリカでは映画俳優やテレビタレントらを対象とした労働組合が存在しており、事務所側とのパワーバランスを保つ役割を担っている。一方で、日本にもすでに俳優の西田敏行が理事長を務める日本俳優連合が存在しているが、SMAPや清水の騒動を見るに機能しているとは言い難い。
松本が「タレント組合」を提案し、ネット上でも話題となっているが、実は俳優の小栗旬は以前から芸能界の「労働組合」設立を目標としている。「クイック・ジャパン」(太田出版)のインタビューでは労働組合設立の構想について、「『自分は誰かに殺されるかもしれない』くらいの覚悟で戦わないと、日本の芸能界を変えるのは相当難しい」と並々ならぬ覚悟を語っていた。
「小栗旬は山田孝之、綾野剛、生田斗真などの同世代の俳優と仲が良く、自然と人が集まってくる人柄。年下の世代からも兄貴的な存在として頼りになっている。小栗の労働組合設立は大きな可能性を秘めているが、やはり周りの芸能人も事務所との関係を考慮して及び腰になっていることもあるようです。清水の騒動も、もし労働組合が設立していれば、回避できたかもしれませんね」(芸能記者)
小栗が労働組合を設立したとなると、芸能界において大きな変革になることは間違いないだろう。