ダウンタウンの松本人志とコント初共演した岩尾。「松本さんが選んでくれたというか、名前を上げてくれはったということで、すごい嬉しかったですけども…やっぱり、話聞いた時点では緊張感がありました」とオファーを受けた時の心境を明かした。しかし、本番を迎えると緊張感は消えていたという。
平常心で挑んだ本番。松本からほとんど指示はなかったようで、「細かな指示はなかったですね。台本があってセットの脇で一回、松本さんと今田(耕司)さん含めてみんなで読み合わせして。松本さん、今田さんは『ダウンタウンのごっつええ感じ』からやってはるんで、そりゃもうお二人同士感じ取っている風で…」と振り返った。ただ、指示がないからこそ注意した点もあり、「僕が間違えたり噛んだりしてしまったことでやり直しをすることは、絶対にありえへんなって思ったので。そこはしっかり(セリフや立ち回りを)入れないとなぁとは思いました」と気を引き締めていたという。
「本番が終わった時は『ホンマに大丈夫でした!?』みたいな感じですね。松本さんからは特に良かったとか言われるワケでもないですし、ダメ出しも受けなかったです。だから自分の中では間違ってはなかったというか、失敗はしてないんだろうなとは思いました」と自問自答していたことを明かした。
そして、松本と初共演を果たしたことで、岩尾はお笑い芸人になった気持ちを再確認。「こういうことがしたくてこの世界に入ってきたようなものなので、『ごっつええ感じ』を学生時代に観て、『こんなことがテレビでできたら』とか、『お笑いの世界に入ってこうことができたらな』って一番思ってたことなので、2本のコントだけですけど、その中に入れたのはすごい光栄ですし、考えてみると感慨深いなぁと思います」と照れくさそうに語った。
最後にDVDのPRをお願いすると、「僕がPRするのもおこがましい。僕みたいにちょうど中学生、高校生の多感な時期にダウンタウンさんを観てとか、『ごっつええ感じ』を観てた人にとっては、もちろん待望のDVDです。でも、その時代を知らない人にとっても、楽しめる作品ですね。あくまでも僕の作品ではなく、少しだけ出演しただけなので、僕も楽しみにしています」と謙虚だった。
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