1日放送のフジテレビ「ワイドナショー」では、「芸能人の引退」という話題でトークが展開。松本人志は、大先輩である“お笑いBIG3”のビートたけし、明石家さんま、タモリがどのように引退するのかに注目しており、それによって自身の引退にも影響を及ぼすとして、「動向をうかがいます」とコメントした。
司会の東野幸治から「最後はダウンタウンっていう形で漫才するとか、コントするとか。そういうのはないんですか?」と質問されると、「なんか終わり方はあるんやろうね。もし辞めるんやったらね」と返答。さらに東野が「もう一度漫才するとか…。浜田さんはそんなこと言ってましたよ。また漫才もしたいって」と振ると、「あいつそんなこと言ってた?」と何かを感じ取った表情だった。
“浜田が漫才をしたい”という東野の言葉。実はこれには大きな意味が込められている。
今から11年前。日本テレビ「浜ちゃんと!」で、浜田雅功はダウンタウンの最後について赤裸々に明かしていた。番組は、浜田が尊敬する志村けんと1泊2日の熱海旅行を実施し、2人だけのぶっちゃけトークを放送した。
浜田は「ウチはコントじゃないですけど、そういう番組やってないでしょ。終わったでしょ。やっぱもう一回やっといた方がええんかなぁって。今の時代が、コントがええかどうかは別ですよ」と本音を告白。志村から「コント云々よりちゃんと(笑いを)作ってやった方がいい」とアドバイスされると、「今ちょっとできてない」と反省気味だった。当時、大人気だったコント番組「ダウンタウンのごっつええ感じ」が終了していた。
そして浜田は、「ダウンタウンで最後どうすんねんっていうのは“花月で漫才しよ”って言うてるんですよ。そこは決まってるんです。最後の最後は花月なんですよ。ダウンタウンとしてはね」と11年前の時点で“ダウンタウンの終わり方”はすでに決定されていたのだ。
ダウンタウンとして2人がコントを披露したのは、今から4年前の2011年。松本人志がNHKのコント番組「MHK」でオリジナルコント5本を制作し、第一回放送に浜田がゲストとして出演。10年ぶりのコントを披露した。
最近では、松本自身も“芸人の終わり方”を頻繁に気にしており、東野から質問されたときの“何かを感じ取った表情”は、浜田との“花月で漫才しよ”という約束を思い出したのだろうか。
ただ、浜田の理想としては“上方漫才の宝”と称された夢路いとし・喜味こいし師匠で、“いとこい”師匠は70歳を過ぎても現役漫才師として活躍していた。それを考慮すると、今すぐに解散というワケではなさそうだが、解散へのカウントダウンが本格的にスタートしたのかもしれない。