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戦極 石井慧焦る

 戦極と契約を結んでいる北京五輪柔道金メダリスト石井慧が28日、武者修行先の米国から帰国した。海外修行に手ごたえをつかんだ石井は、その進化を試すべく早期デビューを熱望。日本人選手を挑発した。

 石井が野獣のごとく飢えている。
 この日、修行先の米国から帰国した石井。今回の滞在では、元UFCヘビー級王者ランディ・クートゥアのジムを中心に、フランク・ミアやPRIDEで活躍したクイントン“ランペイジ”ジャクソンなどから指導を仰ぎ、日曜日以外はすべて練習に費やしてきたという。
 さらに、元PRIDEで活躍したフィル・バローニの家にホームステイ。米国で新たなパートナーと出会い、「ボロ」というアメリカで活躍したプロレスラーのニックネームまでつけられた。

 現地では、以前手術したという首のヘルニアが再発するというアクシデントに見舞われたが、無事手術も成功し「絶好調です」と不安は一切ない。
 そればかりか、今回の武者修行で打撃に自信がつき試合が早くしたくてウズウズしている。「早くデビューしないと成長の度合いが分からない。結果に飢えています。かなり焦っている」とホンネをこぼした。
 ついには、デビュー戦で対戦を切望する日本人ヘビー級ファイターを意識してか「日本人のタックルして、テークダウンして寝技になるようなつまらない試合にはしたくない。エキサイティングな試合ができると思います」と“石井節”で挑発する場面も。
 現在「戦極〜第九陣〜」(8月2日、さいたまスーパーアリーナ)の石井のスケジュールは未定だが、「(試合を)やってもいいです」と語っているだけに早期デビューが待たれる。

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