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ヒミツの薔薇園(9) 生田斗真

 イケメンの知られざる素顔、ライブやテレビなどでもらした意外な本音、驚きの幼少期や交遊録などをフィーチャーして、丸裸にしちゃおうという連載。第9回目は、ゴールデンウィーク映画『僕等がいた』(後編)が大好評の生田斗真だ。

 ジャニーズタレントで唯一、歌手デビューをせず、演技力だけで舞台、映画、ドラマの主役を張ったアイドル、それが生田斗真だ。96年に入所した同期は、嵐の松本潤、二宮和也、相葉雅紀など。堀越学園時代の1年後輩にあたるマツジュンこと松本は親友で、同じフットサルチームに所属している。

 同じく、堀越時代の先輩後輩で、同期の山Pこと山下智久とは、小学生のころから家族ぐるみの付き合い。ジャニーズJr.時代からいちばんの親友であり、良きライバルだ。KinKi KidsやV6のバックダンサーを務めていたころは、次代のスターを有望視された2トップ。B.I.G.やFour Topsなどで、ユニット活動をしていたころもある。

 売れる前のふたりは、プライベートがほぼ一緒。事件が起こったのは、小学生高学年のときである。

 「川、行こう!」という斗真の誘いで、ふたりは冷たい川に歩を進めた。とたんに、山Pのほうだけが激流に見舞われ、十数メートル流された。それを笑って見ていた斗真。生きている今だから笑って話せるが、一歩間違えれば大事件だ。

 そんな斗真は、歌手経験ゼロでトップ俳優にのぼりつめたこと以外に、もうひとつの伝説を築いている。ジャニーズオーディションに合格したわずか1週間後に、NHK『天才!てれびくん』(当時)のオーディションも突破。入所1週間後にNHKに出演するという異例のスピード出世で、番組には2年半も出続けた。

 兄がスーパーエリートなら、4歳年下の弟・生田竜聖もそのDNAをしっかり受け継いでいる。今春以降、フジテレビアナウンサーとしてメディア露出が急増中の竜聖。4月には、レギュラー出演しているお昼の長寿番組『笑っていいとも!』で、初の兄弟共演。その勢いに乗って今月から、初の冠番組『生田くん、ハイ』がスタート。フジの男子アナウンサーでは史上最速の冠をゲットしている。

 斗真と竜聖。この星は、スターになるべくしてなったのかもしれない。

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