search
とじる
トップ > 芸能ニュース > 「笑っていいとも!」終了で“らしさ”発揮のタモリ 冠番組はファンから熱狂的支持受ける

「笑っていいとも!」終了で“らしさ”発揮のタモリ 冠番組はファンから熱狂的支持受ける

 昨年3月で、実に31年半にわたって続いた長寿番組「笑っていいとも!」(フジテレビ)が終了し、その司会を務めていたタモリには大きな変化がもたらされた。

 音楽番組「ミュージックステーション」(テレビ朝日/金曜日午後8時〜)の司会、「タモリ倶楽部」(テレビ朝日/金曜日深夜0時20分〜)は従来通りだが、同年10月19日から、新たにスタートしたのが「ヨルタモリ」(フジテレビ/日曜日午後11時15分)。

 同番組は東京・湯島あたりにあり、毎週日曜日だけ開店するという設定のバー「WHITE RAINBOW」を舞台に、バラエティ初挑戦の女優・宮沢りえがママ役を務め、「タモリによく似た客」として来店するタモリとゲストがトークを展開する内容。

 初回視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は6.6%だったが、第2回(10月26日)は8.1%と上昇し、上戸彩をゲストに招いた第3回(11月2日)は10.0%まで上がった。その後は6〜8%程度をキープ。マツコ・デラックスが登場した1月18日放送分では、過去最高の11.4%をマークするなど、午後11時台の深夜番組としては大健闘している。

 好評な要因としては、本来のタモリらしさが発揮されている点、初のバラエティに挑む宮沢の普段とのギャップなどが挙げられる。

 一方、タモリらしさといえば、NHKも黙ってはいない。08年12月にパイロット版をオンエアし、09年10月から第3シリーズまで放送した「ブラタモリ」を3年ぶりに復活させる。

 同番組は“街歩きの達人”であるタモリが、ブラブラ歩きながら、知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫る内容で、4月から第4シリーズが始まる。それに先がけて、オンエアされた正月特番(1月6日)は10.4%の好視聴率をマークし、根強い人気を示した。

 両番組に共通するのは、タモリが肩ひじ張らずに、ブラックな面も交えて、“らしさ”を存分に発揮していることだ。

 「笑っていいとも!」はお昼の番組とあって、視聴者の多くは主婦層で、司会者として、好感度を上げなければならなかったが、その必要性はもうない。その呪縛から解放された今、タモリは本来持つ面白さを放って、ファンの熱狂的な支持を受けている。
(坂本太郎)

関連記事


芸能ニュース→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

芸能ニュース→

もっと見る→

注目タグ